アフガンで味わった心の痛み 牧師に転じた退役軍人の人生

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黙々と子供たちの肉片をかき集め、飛び散ったからだの一部を拾って回った。砂ぼこりのなか、トラックの荷台に遺体を積み込み、駐屯地に帰ると両手を漂白剤で洗った。からだが鉛のように重かった。米海兵隊として「敵を殺す訓練」を受けてきた。得意でもあった。ただ、子供たちの遺体を片付けたトーマス・バークさんの心は、ばらばらに張り裂けていた。当時20歳。アフガニスタン南部ヘルマンド州ナワ。2010年1月のある日の昼下がりの出来事だった。【撮影・鈴木一生】2021年9月5日公開

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