被爆がれきの新芽に生きる希望 同じ場所で「番人」は手を合わせた

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人類史上初の核攻撃による惨禍を伝える原爆ドームは、田辺雅章さん(83)にとって生きていく希望を抱いた場所でもあった。「被爆した翌年の4月、真っ黒ながれきの中に若葉を見つけたんですよ。その当時は体に外傷がないのにぽっくり死ぬ人がいて、(被爆直後に広島市内に入った)『入市被爆者』の自分も、いつ死ぬのかという不安感がありました。若葉を見た瞬間、ひょっとしたら生きられるんじゃないかと思ったんです」【撮影・山田尚弘】2021年9月24日公開

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