読む写真:消えゆく民間震災遺構 震災から10年過ぎ、苦渋の決断 宮城

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10月15日の朝、更地が広がる宮城県名取市の沿岸部で、震災遺構としてぽつんと1軒だけ残されてきた民家の解体工事が始まった。重機の動作音と共に、建物はバリバリと音を立て、少しずつ崩されていく。仙台空港のそばにあり、2011年に起きた東日本大震災の津波により住民約400人のうち、54人の命が失われた北釜地区。取り壊される自宅を見つめながら、家主の鈴木英二さん(80)は「長い時間かけて築き上げてきたが、壊すのは一瞬。やっぱり見るのはつらい」と語った。【撮影・手塚耕一郎】2021年10月16日公開

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