続・沿岸南行記 「ここが踏ん張りどころ」水揚げ額、震災前の半分程度 元大謀が漁師仲間に発破かけ 岩手・普代

5:03

白壁の防潮堤がそびえる岩手県野田村から車で南に30分ほど行くと、三方を山に囲まれた港が見えてくる。10月1日、漁師の熊谷実さん(73)に海のそばの番屋を案内してもらうため、普代村の太田名部(おおたなべ)漁港を訪ねた。番屋は漁師の作業小屋だ。漁の前後に集まり、漁具の手入れをしたり、豊漁祝いをしたりする。熊谷さんは東日本大震災から2週間後、津波で1階が大破したこの番屋の前で先輩記者の取材に応じてくれた。当時、既に漁再開への決意を語っていた。【撮影・安藤いく子】2020年10月12日公開

さらに表示
簡易表示

この動画を共有

埋め込み