続・沿岸南行記 岩手・釜石市から陸前高田市へ 寺に避難、付き合い今も

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岩手県釜石市から50キロ南の陸前高田市は、震災で県内最大の犠牲者を出した。市の中心部から10キロほど離れた広田半島の泊地区も、港一帯は津波に襲われた。住民が頼ったのが、少し高台の慈恩寺だ。一時は80人が身を寄せた。寺での生活を機に仕事の再開を決めた人もいる。理容師の菅野マツ子さん(71)は港近くの自宅を兼ねた店舗を失い、一家で寺に避難した。震災から1週間後、初めて自宅跡に立った。積もった砂をかき分けていたら、はさみとバリカンが見つかった。【撮影・安藤いく子】2020年11月16日公開

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