ストーリー:東尋坊・命の番人、見回り続け14年

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 福井県坂井市の景勝地・東尋坊(とうじんぼう)で、茂幸雄さん(73)がいつも通り周囲を念入りに見渡す。断崖絶壁が続く東尋坊を「自殺の名所」と呼ぶ人もいる。県警坂井西署によると、周辺で2007年~16年の10年間に142体の遺体が見つかった。茂さんは自殺を図ろうとする人を保護するため、県警を定年退職した04年にNPO法人を設立。以来、雨の日も風の日も、仲間と交代で見回りを続けている。これまで保護した人は600人を超えた。【撮影・松崎進、大森治幸】2018年1月21日公開

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