「無冠の帝王」森下卓九段が振り返る羽生善治九段との名人戦

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タイトル戦6度の出場を誇るものの、獲得経験のない森下卓九段(56)。将棋ファンから「無冠の帝王」と呼ばれる森下が名人戦七番勝負に登場したのは1995年の第53期だった。相手は、当時6冠を保持していた「レジェンド」羽生善治九段(52)=十九世名人資格者。羽生からタイトル奪取は果たせなかったが、その存在が自分を押し上げてくれたと感じているという。森下にとって羽生とはどんな存在だったのか。名人戦の思い出とともに、今後の目標を聞く。【撮影・後藤由耶、小林努】2023年6月3日公開

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