eye:見つめ続ける・大震災 壊れた自宅今春撤去 宮城県名取市・北釜地区

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更地が広がり、時折仙台空港に着陸する航空機のごう音が響く宮城県名取市の北釜地区。「思い返すと嘆きが先に出てきちゃう」。被災した自宅前で鈴木英二さん(79)はつぶやいた。空港そばで駐車場を経営する鈴木さんは、東日本大震災で被災。幸い家族は無事だったが、津波で自宅は大きく壊れ駐車場も営業できなくなった。地区に残った建物が数カ月で次々と姿を消す中、震災を一目で分かる形で伝えていきたいという思いから自宅を震災遺構として保存してきたが、今春の建物撤去を決めた。【撮影・手塚耕一郎】2021年2月20日公開

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