原発事故で失った「ふるさとの価値」 公害研究者、福島12年の問い

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住民がその言葉を口にする度に重みが増すように感じてきた。「悔しい……」。2011年3月の東京電力福島第1原発事故直後、避難を余儀なくされた住民は皆、喪失感をあらわにした。福島を100回以上訪れ、聞き取り調査を続けた大阪公立大教授の除本理史(よけもと・まさふみ)さん(51)は、ある問いが頭から離れなかった。「ふるさとの価値とは何か」と。【撮影・渡部直樹】2023年6月17日公開

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