次代への遺言~私が見た戦争 関田寛雄さん(92)「少数者生かす社会の実現を」

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「いつ、キリスト教徒であることがバレるか。それを恐れ、典型的な日本人になろうとした。差別される少数者はそういうふうに、多数者の側に寄り添っていく」 牧師の関田寛雄さん(92)は太平洋戦争中の自身をそう振り返った。北九州市で生まれ、幼少期に大阪府吹田市に転居。父親も牧師だった。小学校時代、同級生から「アメリカのスパイ」「キリスト教やめろ」と暴行を受けた。「キリスト教徒であることはやばいこと」。差別を免れるため、模範的な「軍国少年」になろうと努めた。【撮影・後藤由耶】2020年12月10日

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