一家全員戦火の犠牲に 名前分からぬ「○○の子」 最後の激戦地 沖縄戦76年

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沖縄本島南部、現在の糸満市束里(つかざと)にあった山城(やまぐすく)壕では、太平洋戦争末期の沖縄戦で一家5人が生き埋めになったと伝えられる。米軍の砲弾が近くに落ち、巨大な岩盤が入り口を塞いだ。たまたま壕の外にいて一人だけ難を逃れた10代の少女が、多くの住民が避難していた近くの自然洞窟(ガマ)に駆け込んだ。【撮影・喜屋武真之介】2021年6月20日公開

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